山麓絵画館


山麓スケッチ館07年 秋









「黄葉の谷間から」

下津金の村道から下った谷間の畑地。華やかな南麓とは趣を異にし、静かで鄙びた地区であるが、その分
自然の彩りは華やかだ。黄葉に包まれた谷の斜面が、その空間に聳える八ヶ岳を縁取るように、おあつらえ
向きの中景を作っている。秋が最後の供宴を楽しんでいるようであった。 07年11月14日 須玉町下津金




調整中


「白州の午後」

小春日和の暖かな一日、甲州街道まで下ってスケッチの場所を模索しつつブラブラと移動。白州の白須
地区に入ると、半逆光の中で全山黄葉の南アルプス前衛の山々が眼前に迫ってくる。ずっと後方の
甲斐駒まで続く山の深さと大きさを一挙に絵に取り込むように描いた。 07年11月7日 白州町白須


調整中



「秋めく山麓」

雨続きの日が空けて、真っ白な八ヶ岳が姿を現した。今期初の白い八ヶ岳を描こうと、須玉町の山裾に足を運ぶ。
あちこち動いているうちに、リンゴ園の外れをつたう農道を発見。そこを上って漸くここという場所に巡り会えた。
07年10月28日 須玉町上津金





「苅田の風景」

広〜い立沢地区、苅田の傍らに陣取って、サンダラボッチ(と言うのだろうか?)が規則正しく並んで
いるその姿を風景に取り入れてみた。南アルプスは甲斐駒を中央に薄墨をひいた様に佇んでいた。
07年10月24日 富士見町立沢



「北岳遠望」

北岳に冠雪が認められた朝、飯盛山の麓に直行。風が強かったので、獅子岩の影に身を潜めるようにして
南アルプスを素早くスケッチ。中間の森は黄葉の盛り。手前に風に揺れるススキを取り込んで動きをつけた。
07年10月21日 飯盛山の獅子岩にて 






「天高く甲斐駒」

秋の山を描くのはなかなか厄介だ。春は残雪、夏は大気と溶けあった茫洋感、もちろん冬は雪・・・とそれ
ぞれに特色があるのだが、秋はクリアーな空気の中で山肌が剥き出しになっている。普段より陰影を強調
して描いてみた。本当に天が高かったので、ついついいつもより空を一杯入れてしまった(10月6日 長坂町)







「コスモス溜まり」

山麓にはコスモス溜まりのような一角があって、その一箇所に出かけてスケッチした。風が強く、八ヶ岳
稜線の雲と、目の前のコスモスは、絶えずその風に煽られてじっとしていてくれなかった(10月5日 富士見町)










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