山麓絵画館


山麓スケッチ館08年 春









「千曲川水源域の堰堤湖」

連休最中、あまり人が来そうもない川上村の奥地の方に遠征してみた。千曲川沿いにかなり遡り、大弛峠
への道を上がっていくと、道路の下に思いがけなく湖が見えたので、徒歩で少し下り、カラマツの合間から
スケッチした。湖面は新緑を映して鮮やかなエメラルドグリーンの水をたたえていた。 5月4日 川上村にて







「山麓うららか」

初夏のような陽気の一日、中央道の長坂IC近くにある金生遺跡に陣取ってスケッチをした。芽吹きどきの
微妙な新緑の色合いを見せる木立と、掘り起こされたばかりの温もりをたたえた田畑。そんな大地を見下ろす
ような甲斐駒が合わさると、この季節の典型的な山麓風景となる。 4月22日 長坂町谷戸(金生遺跡にて)




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「サクラと甲斐駒のある風景」

小淵沢と言うとリゾート地の印象が強いが、南に降っていくとのどかな田園地帯が広がっている。もしかすると
八ヶ岳山麓の中でも一番牧歌的な一帯かも知れない。そんな一角で土手に咲いているサクラを入れてスケッチ
をした。もう半月もたつと新緑が濃くなり、水田が斐駒を映す鏡のようになる。     4月19日小淵沢下笹尾








「蕪(かぶら)の桜並木」

曇天の一日、サクラを求めてスケッチに出た。サクラ自体は本来その色や形もまた淡いので、周囲
を描くことによって描き出すのであるが、曇天のせいもあってコントラストが押さえ気味になってしまった。
しかしこの方が、いっときの春の淡さが表せたかも知れない。       4月16日 長坂町蕪地区








「雲間から鳳凰三山」

雨が上がった翌日、雲がざわめいて太陽が顔を覗かせ始めた。この機を捉えようと急いで戸外に出て、開けた
場所にやってくると、鳳凰三山が見え隠れしている。そんな浮遊するような光景を描いてみた。春が下の方から
せり上がってきくる山麓の風景には、サクラも登場するようになった。4月14日 小淵沢町の八反歩堤にて









「常念岳を望む山上にて」

松本市の北の外れ、国道254号線がトンネルとなっている場所の真上辺りを目指してクルマで上ったら
北アルプスのこんな光景に出会った。主役は常念岳。耕作の始まった手前の畑や眼下の安曇野を入れ
て描いたら、その主役がやや左に寄り過ぎてしまったかも・・・。 3月25日 長野県松本市









「犀川の岸辺で」

梓川の流れを引き継ぐ犀川は河原が多く、流木や岸辺のヤナギの木々がアクセントとなっている。そして
もちろん、絵心を誘うのは背後を飾る北アルプスである。僅かに蒼めくヤナギの向こうに、、爺ヶ岳、鹿島槍
と続く後立山連峰の山並みが、日の傾きとともに徐々に陰影を濃くしいった。3月25日 長野県明科町








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