山麓絵画館


東北のスケッチ






「最上川」

滔々と流れる最上川。その大きく蛇行する所に真下慶治美術記念館がある。そこのバルコニーをお借りして眼下の
最上川をスケッチした。川は静止しているように見えて、しかし、刻々と変わる川面の流紋は、流れが留まること
なく、ゆったりと動いていることを教えてくれる。曇ったり薄日が射す正午近くであった。 5月15日 山形県村山市





「最上川の岸辺で」

今度は岸辺に下りてスケッチ。両岸の新緑が目を射るように鮮やかだ。ここでも川面は風と流れの作り出す
紋様で幾重もの流れの筋が広がるかと思えば、直ぐ静止して鏡のようになったりで、一刻も同じ表情を留め
ない。そんな川の表情を捉えるのが楽しかった。                  5月15日 山形県村山市







「月山と寒河江川」

流れの向こうに月山・・・実はこんな風景にはどこに行ったら巡り会えるのか、事前にかなりリサーチ
してきたのだが、その甲斐あって寒河江川の上流、大井沢という集落の辺りにドンピシャリの風景を
見出して嬉しくなった。橋の上でスケッチをしていると、地元のお婆さんが座り込んで山の名前などを
私に尋ねてきた。お婆さんの記憶とは異なるのだが、正確には左から湯殿山、姥ヶ岳、月山である。
   5月16日 山形県西川町







「寒河江川のデッサン」


上の絵とは反対側の川の風景。新緑と流れのハーモニーがあまりにも素晴らしかったので、
急いでデッサンを。彩色は時間がなかったので、いずれ施そうと思っている。  5月16日



<帰ってから彩色してみました。 5月23日>



「寒河江川上流」










「朝日連峰の見える集落」

寒河江川沿いに点々と続く大井沢の集落。ここでは北に月山を、南を見るとこれも白い朝日連峰を
望むことができる。集落の道から外れて、のどかな山村の光景をスケッチしてみた。まだ田植え前、
サクラも咲いていて新緑を彩っていた。                    5月16日 山形県西川町





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