山麓絵画館
09〜10年 冬
「入笠山麓から八ヶ岳」
いつもとは違う角度から八ヶ岳を描こうと、入笠山への道をクルマで上ってみた。至る所
路面に残った雪が凍結していて展望が利かない。諦めて下る途中、ダメ元で入った林道の
奥でこれはという展望が。例によってクルマの中から広大な裾野をひく八ヶ岳を描いた。
(1月22日 入笠山入り口付近にて)
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「ある冬の日の富士」
冬の山麓からは富士山もよく見える。ただ、この富士を描こうとしていつも手こずるのは場所探しだ。
手前にある富士とマッチする中景とか近景というのは、そこら中に転がっているわけではない。この日も
漸くここという場所を定めたのは、日がだいぶ傾いた頃だった。(1月14日 高根町村山北割)
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個人蔵
「小春日和の山麓」
広がる田畑の向こう、南アルプスを背景に木立群と集落が・・。山麓を代表するような風景である。
12月にしては暖かな日で、一緒に行った教室の面々とともに、気持ちの良いスケッチ日和を楽しんだ。
(12月12日 高根町箕輪にて)
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個人蔵
「八ヶ岳 浮上」
低い場所に霧の発生した朝、八ヶ岳の浮上する光景をものにしようと明野町の浅尾地区へ。ここは
八ヶ岳の展望がきく絶好のスポットなのだが、近づくと周囲は一面雲の中で、展望が利かない。待つこと
1時間、漸く雲が切れて現れた八ヶ岳を捉えようと急いでデッサンをしたのだが、雲はあっという間に
消え去って明るい陽光の世界に・・・。残像にある雲を入れて仕上げた(12月6日 明野町浅尾にて)
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