山麓絵画館


2020年春の作品




「千曲川の岸辺から」

Saunders Water Ford White F8相当
2020年5月 長野県 川上村

この絵も季節は5月初め。川上村を流れる千曲川の右岸から振り返ると、残雪の八ヶ岳
が壁のように連っているのが見渡せる。川と新緑の岸辺と残雪の山・・・まさに絵ハガキ的な
光景を絵にするのは結構憚れるもので、ここでは俗に陥らぬように意識しつつ描いた。









「山笑う」

Saunders Water Ford Natural F10相当
2020年5月 北杜市須玉町小尾

季節的には半月ほど遡った5月初め、みずがき湖から更に奥まった小尾地区では、集落を囲む
山々が、このときを待ってましたとばかり一斉に芽吹きを始める。若いカラマツとヤマザクラの点在
する斜面は、まさしく”山笑う”風情だ。一度絵にしたいと、ずっと暖めていたモチーフである。









「ヤマナシの木陰」
(まきば公園)

Fabriano Extra White F6相当
2020年5月 北杜市大泉町西井出

5月半ばを過ぎると高原を白いヤマナシの花が彩る。「まきば公園」のヤマナシの木は緑の
芝生から立ち上がり、木陰でくつろぐ羊の姿とも相俟って、何とも平和な光景を見せてくれる。










「5月の水辺」

Saunders Water Ford Natural F10相当
2020年5月 長野県南牧村、ふれあい公園

5月の陽光を浴びると山麓は一段と輝きを増す。ここ野辺山高原にあるふれあい公園の
一角では、コナシがポッカリと白く新緑の水辺を彩っている。美しいが束の間の煌めきである。










「ヤマザクラの季節」

Saunders Water Ford White F8相当
2020年5月 北杜市長坂町大井が森

ヤマザクラが咲きほころびる頃は新緑も色付き始めて、山麓の春は俄に華やぎを増す。
その頃になると田起こしも始まり、早くも初夏の空気が漂い始めるようだ。ヤマザクラは
だから、束の間の春を宣告するとともに、直ぐそこに控えている夏を予告する花でもある。










「道端会議 U」

Saunders Water Ford White ーブロックF8
2020年3月制作 北杜市武川町

この絵は、ある会報に依頼されて寄稿した一作で、何年か前に描いた一作の
リメイク版である。私の気に入っているモチーフで、当時気になっていたところを
今回気の済むように描き直してみると、うららかで平和な春が甦る思いであった。












「サクラと甲斐駒」

Saunders Water Ford Natural F10相当
2020年4月 北杜市小淵沢町上笹尾

サクラと甲斐駒、両雄並び立たずと行った面持ちの二つのモチーフ。思うように同居できないのが
常なのだが、これは正面切って二つの主役を並び立て、両者の競演といった図柄にしてみた。










「春一望」

Saunders Water Ford White ーブロックF8
2020年4月 韮崎市神山町

有名な鰐塚の近く、やや西に行って道路から段々畑を見下ろすと、畑地の際に
サクラのある社と集落が、さらにその先に釜無川と七里岩がつくる空間が控えている。
足下から霞む対岸の奥の方まで、一望する空間は春の淡い色に包まれていた。










「コブシの森」

Saunders Water Ford Natural ーブロックF8
2020年4月 北杜市長坂町小荒間

コブシは1年おきに花付が良かったり悪かったりを繰り返す。この絵はこぼれるように咲き
誇った昨年のモチーフから描き起こしたもので、まるでコブシ特区のような一角の図である。










「早春に泳ぐ」

Saunders Water Ford White ーブロックF8
2020年3月制作 北杜市長坂町

山麓の遅い春、4月も中頃となると、サクラの咲いている最中に鯉幟が翻っていたりする。
鯉はまるで早春を謳歌しているようで、今年もこんな平和な光景を、早く見たいものだ。












<春のスケッチ>




「5月のふれあい公園にて」

White Watson block F6
2020年5月 長野県南牧村

ふれあい公園は何度も絵にしているので、この日は、半逆光の陽を受けて
彫りを深める森とそれを映す水面をスケッチ。単調な構図を雲とヨシで補った。
             









「新緑〜浅川にて 」

White Watson block F6
2020年5月 北杜市高根町浅川

大門ダムを東に抜けると、視界が開けて大門川を眼下にした空間が広がる。この日の
西風を遮るエアーポケットのようなこの場所で、せかえるような新緑をスケッチした。










「蔦木宿 春景」

White Watson block F6
2020年4月 長野県 富士見町

甲州街道沿いの旧蔦木宿は、裏手の坂上から見下ろす家並みがいい。特に
サクラの季節は絵心を誘う。この日スケッチした一点、帰って調べたら、9年前に
殆ど同じ構図で描いていた。絵心とは、簡単には移り気がしないものとみえる。











「武川の萬休院にて」

White Watson spiral F6
2020年4月 北杜市武川町三吹

天然記念物の舞鶴松で有名な萬休院は、枯れ果てた松よりも見事なサクラの乱舞
する様が魅力だ。訪れたこの日、境内への坂道沿いの見事なサクラをスケッチした。










「北杜高校のサクラ」

Fabriano Studio F8
2020年4月 北杜市長坂町渋沢

北杜高校の西側を谷戸に下りると、麦畑が青く、中央を流れるせせらぎは、大分水が
温んだ様子だ。その谷戸から、反逆光に透けて輝く土手上のサクラ並木をスケッチした。












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