山麓絵画館


2020〜2021年 冬の作品





「白い八ヶ岳の風景 U」
Saunders Water Ford White Block F8
2021年3月 北杜市長坂町小荒間

こちらも2月のある日、降雪の明けた朝の光景である。それまでかかかっていた雲が晴れて、
白い八ヶ岳南面が浮上してきた。神々しいいっとき、その何分の一かでも絵に掬い取りたかった。











「白い八ヶ岳の風景 −Ver.2」
Arches 細目 Block F8


<同じモチーフの描き直し>
(全体の色調と彩色のタッチを変更)





「白い八ヶ岳の風景」

Arches 細目 Block F8
2021年3月 長野県 南牧村

いつも南麓から目にしている八ヶ岳も、野辺山高原まで北上するとぐっと白さを増して眼前に広がる。
それは、土をむき出しにしたレタス畑と牧歌的な家並みの奥に、これぞ八ヶ岳と言わんばかりである。
(2月の光景を描いたもの)











「雪の集落 〜川上村にて」

Saunders Water Ford White Block F10相当
2021年2月 長野県 川上村

川上村のあの高い橋の上から見下ろした雪景色、その一角を切り取った集落の図で、
何年か前に仕入れていたモチーフから描き起こしたもの。モノトーン気味の作風から、冬の
息遣いを感じ取ってもらえるよう、デッサンと彩色を丹念に施してみた一作である。









「冬枯れの南麓にて」
Arches Block 細目F8
2021年2月 北杜市長坂町中丸

八ヶ岳は主峰の赤岳が隠れる画角だと、どこか締まりを欠くところがあるのだが、
真冬は、そんな八ヶ岳も白く優美な姿を見せてくれる。この絵は長坂町の中丸という所。
デッサン中、左下が空いてバランスを欠くので、そこに私自身を描き入れてみた。












「金峰山遠望」
Arches rough Block F8
2021年2月 北杜市長坂町 大八田

甲稜高校の下では、田畑と集落を見下ろす空間の向こうに、金峰山がきれいに望める。こんな風に
対峙してみる金峰山、その長い稜線を従えた優雅で堂々とした姿を、スケッチ風に捉えてみた。











「八反歩堰の集落」

Fabriano Studio Block F8
2021年1月 北杜市小淵沢町上笹尾

この絵は、八反歩堰という南に開かれた傾斜地に広がる、西日を浴びた集落を描いたもの
である。モチーフの選択から描いている間、先日他界した安野光雅氏のことが終始念頭
にあって、氏だったらどのように描くだろうか・・・そんな想いで描き起こしたものである。











「八ヶ岳 冬の朝間」

Saunders Water Ford Natural F10相当
2021年1月 北杜市高根町村山北割

日の出から2時間ほど、太陽がほどよい斜光を投げかける頃、山麓の風景はほどよい陰影を
帯び、色彩が全面開放されるような感じになる。そんないっときの冬の山麓風景を描いてみた。











「富士山 昼下がり」

Saunders Water Ford White F8相当
2021年1月 北杜市長坂町

長坂の小荒間という所には富士見坂という道があって、その名の通り、天気がいいと
富士山の姿がくっきりと美しい。その坂道をちょっと入った畑地から見た冬の富士山。
デッサンのタッチを出そうと、コンテ鉛筆を使ってデッサンをとってみた。











「甲斐駒ヶ岳 残照」

Saunders Water Ford White F8 Block
2021年1月 長野県 富士見町

小淵沢からお隣の富士見町に入り葛窪という丘陵地に出ると、甲斐駒ヶ岳を真ん中に
南アルプスの山稜が広がって見渡せる。黄昏時にかかる手前、陽が山の背後に隠れると
雲と地上を微妙な色合いに染めるいっときがあるのだが、そうした時間帯を描こうと思った。












「降雪明け 〜 八ヶ岳」

Saunders Water Ford Natural F8相当
2020年12月 北杜市高根町

降雪が明けた朝の八ヶ岳は、一段と白く輝く。まだ雪の凍り付いていている木々の梢も
乱反射して眩しい光を放つのだ。陽がもう少し高く昇るまでの光彩のドラマである。












「初冬の甲斐駒」

White Watson Block F6
2020年12月 北杜市白州町花水

今年は師走に入っても山に雪がついていない珍しい年だが、良く訪れる釜無川左岸
の段丘にやって来ると、甲斐駒ヶ岳が冬枯れの景色を従えて、眼前に広がっていた。










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