山麓絵画館


2007年秋の作品




「山里の秋」

Montval Canson サイズ: 408X310o
2007年11月初め 長野県小川村

小川村の峠道から離れ細い農道を下ると、至る所何とも懐かしい山里の風景に出会える。思わずそんな一シーンに
引き込まれるようにクルマを止めてスケッチ道具を持ち出してしまった。明るい秋の陽射しが降り注ぐこの山間部も
やがて厳しい冬に閉ざされるであろう。いっときの逆光の輝きを絵に閉じこめるように、一気呵成に筆を進めて描いた。









                                                   個人蔵
「南アルプス秋景」

Montval Canson サイズ: 408X310o
2007年10月下旬 高根町浅川

清里に殆ど接したフリーダムというペンションの裏手に広がる畑の一角。いつも人影もなく静かな場所だ。開けた前方
に南アルプスを望み、振り向けば八ヶ岳がその全容を見せる。秋を待ちかねて漸く描いた一作。強い陽射しを受けた
紅葉の山はコントラストを強めに、手前の刈り入れが終わったトウモロコシ畑はさりげなく・・・と意識しつつ描いてみた。







「松原湖秋景」

Montval Canson サイズ: 408X310o
2007年10月下旬 長野県 松原湖高原

珍しく北八つの方に足を伸ばした。松原湖の湖畔に立つと、鮮やかな黄葉の森の向こうに、八ヶ岳連峰がゆったりと
横たわっていた。ここから眺める八ヶ岳は、左端の赤岳の突起から右端の硫黄岳の火口までが、ゆったりとした均整
を保って横たわっている。風が静まって湖面が鏡状になる時を待って、森の彩りを水面に溶け込ますようにして描いた。







                                                                   個人蔵

「甲斐駒と柿の木」

サイズ: 170X220o
2007年10月制作 大泉町谷戸

ある催しの展示用に八つ切りサイズの額に合わせ、昨年のスケッチ元にして描き直した一点である。今年も
あとわずかでこんな風に柿も朱色に色づく。山も初雪を控えて、最後のひなたぼっこをしている季節である。






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