山麓絵画館


2017年初夏〜




「甲斐駒からの流れ」

Fabriano Extra White rough F10相当
2017年7月 北杜市武川町三吹

かつて何度かモチーフとして描いた大武川と背後の甲斐駒の光景。涼味を誘うような絵に
したかったので、色調をアジサイトーンとしてみた。水量が豊富なときの大武川は、広い河床に
幾筋もの流れが飛沫をあげて心地よい。上流の空間には、水源の山並みが浮かんでいる。











「八ヶ岳の空」

Arches rough F10相当
2017年6月 長野県 南牧村

下に掲げた素描を完成画として描き換えた一作。野辺山高原の開拓碑がある場所から見る八ヶ岳
の風景は、いつ眺めても胸の空くような広さを従えている。「八ヶ岳の空」という題名はもう何作目に
なるのか、何度描いてもこの題名が一番相応しい。山稜から湧き上がる雲が、踊っているようであった。













<山麓の初夏素描>





「八ヶ岳の空〜素描」

White Watson 239kg F6
2017年6月 長野県南牧村

野辺山高原は開拓碑の建つ所、ここに来るとついつい大きな空を描きたくなってしまう。悠揚迫ら
ぬ八ヶ岳連峰とその上に沸き立つ雲の造形、これほど胸の空く広がりは他になかなか見られない。








「夏へ」

White Watson 239kg F6
2017年6月 北杜市長坂町渋沢

梅雨の晴れ間と言いたいところだが、青空に覆われる毎日。気温の上昇につれて
山麓上空では雲が沢山湧き立つようになり、物憂げな夏景色が一帯を支配してゆく。
この絵はそんな季節への走りとなるひとときをスケッチしたものである。













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