山麓絵画館


2009年春の作品









「分院のシダレザクラ」

Montval Canson F8
 北杜市小淵沢町(2009年4月)

 小淵沢には身曽岐神社が初詣や夏の薪能で多くの人を集めるが、その分院はいたって静かで訪れる人も少ない。
坂道に突き出たシダレザクラは見事で、本当に春を謳歌しているようなその姿を捉えんと座り込んでスケッチした。








                                             個人蔵

「山麓田植え前」

Montval Canson F8
 北杜市長坂町(2009年5月)


 5月に入るとあちこちの田圃に水が引かれる。田植え前のいっとき、風がないときは制止した水面に残雪の山が映って
山麓の春を代表する風景が現出する。農家の人々が田植えを待つ束の間のいっときは、私にとっては一番のスケッチ
どきとなる。この絵を描いていると、目の前で農作業が始まったので、私は遠慮して途中退散することとなった。








「新緑の津金風景」

Montval Canson F8
 北杜市須玉町(2009年5月)


 須玉町の北部、山間に点在する津金の集落は、いつも絵心を誘う。どこかいいスポットがないか探しながら農道を、
進むとそれが行き止まりとなり、振り向くとおあつらえ向きの風景がそこにあった。新緑に覆われた山裾と数件の人家、
耕起途中の畑と農道。まさに探し求めていたものだったので一気に描きあげた。既に暑い日射しが麦わら帽を貫いてきた。









「野辺山高原にて」

Montval Canson F8
 長野県南牧村 野辺山高原(2009年5月)

標高1500メートル、八ヶ岳高原ロッジの近くにある美鈴池は、今が旬の新緑に包まれて湖面も鏡のように静まりかえって。
いる。ここまでくると八ヶ岳の残雪もまだ多い。山と新緑と水・・・欲張った絵柄だが、まさに誇張でも何でもない風景なのだ。












「山麓田植え前〜2」

Montval Canson F8
 北杜市長坂町(2009年5月)






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