山麓絵画館


2010年 ギャラリーナミキ 新規出展作コーナー


“八ヶ岳山麓プラス” 9月24〜29日 ギャラリーナミキ



2年ぶり、東京では6回目の個展でしたが、お陰様で大勢のご来場を得て、
盛会のうちに終えることができました。毎回お運びいただける方々、人からの紹介や
HPやネットで知ったり、朝日新聞(マリオン)を見て新しくお越しいただいた方々、
本当に多くの方々が、私の個展を盛り上げてくれました。改めて御礼申し上げます。



                                                                           
                                                                          個人蔵
紅葉の道

Arches F10相当
2009年10月 野辺山高原


八ヶ岳高原ロッジの裏手。この近辺の広葉樹とカラマツの入り交じった林は、八ヶ岳東南麓では
一番紅葉が鮮やかな一帯だと思う。人工的に整備されたロッジ表とは対照的に、ひっそりと静かな
道が、紅葉のトンネルのように続いていた。光と影、木々の重なりに留意して描いた。







柿の実る農道

Fabriano Extra White F8相当
2009年11月 須玉町上津金


案内状に使った絵。上津金地区は、あちこちに鄙びた風景があって絵心を誘う。たわわに実った柿の木
をモチーフにして、ゆったりと過ぎる秋を描いてみた。大根畑の農婦を配して構図的に引き締めてみた。





                                              個人蔵
八ヶ岳雪景

Fabriano Extra White F10相当
2010年2月 須玉町須玉大橋から


これも私がよく行く須玉大橋からの雪の八ヶ岳景である。このようにしっかりとした中・近景を伴った
八ヶ岳の全貌を描ける場所は意外と少ないものだ。普段はもっと雑然とした中・近景なのだが、積雪
が道路や川の流れを際だせ、ひとつの方向性が生まれて広がりのある構図とすることができた。





                                         個人蔵
もう直ぐ日暮れ

Sennelier F8相当
2010年1月 高根町箕輪


題名の通り、日没近くの時間帯、幻日が柔らかに一帯を包んで、ゆったりと冬の一日が暮れようと
している。集落の家々では夕餉の支度が始まっているだろうか。そんな想いを絵に込めて描いた一作である。






雪解け奔流

Fabriano Extra White F8相当
2010年5月 白馬村 松川の岸辺で

白馬の大雪景に源を発する松川は、春ともなると豊富な雪解け水を集めて至るところ白い飛沫を
あげて流れ下る。その岸辺、流れとぎりぎりの所からアングルをとり、中央に白馬岳を配して描いてみた。
瀬音が聞こえてくるような絵にしたかった。








源流の春

Fabriano Extra White F8相当
2010年5月 白馬村 松川の源流付近で

上の絵の松川源流付近、谷間には小さな雪渓が残り、山肌は芽吹いたばかりのブナ林に
覆われている。いくつかの滝を絶え間なく流れ落ちる水音も、広い空間を挟んだ対岸では
風の音に混じって聞こえてくるくらいであった。





葵咲く盛夏

Fabriano Watercokour Studio F8相当
2010年7月 小淵沢町 下笹尾

森も田畑も緑一色となる山麓の夏。農家の人が植えたのか立葵の花が風に揺れ、
風景に彩りを添えている。そんな夏の一こまを絵にしてみた。









畑中の夏

Arches F10相当
2010年8月 高根町 浅川集落

こちらは真夏の浅川集落の一角。ヒマワリやトウモロコシ、アカジゾや遠景の竹藪まで、全てが
暑い夏の日を浴びてひっそりと佇んでいる。時がじっと止まったような畑中の光景を絵にしてみた。








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