山麓絵画館


2018〜2019年 冬の作品




「雪の渓流林」

Fabriano Extra White F8相当
2019年3月 長野県 川上村

降雪のあった朝、千曲川支流に架かるかなりの高度の橋の上から得たこのショット
は、1年以上暖めていたモチーフである。雪化粧を施した足下の渓流林、その
静謐な佇まいを貫く一筋の流れが、独特の引き締まった一景を創り出していた。










「南アルプス遠望〜野分地区から」

Fabriano Extra White F8相当
2019年1月 北杜市高根町清里

野分け地区は清里でも国道からかなり東に入った山中にあり、山際の何軒かの別荘の他は畑地が
広がる。冬は人影もないが、ここからの南アルプスの眺望は一級品だ。横たわる深い空間の向こうに
立ち上がった屏風のような山並。フォッサマグナの存在を予言したナウマンの心境を覗き見る想いだ。









「長坂湖 幻想」

Fabriano Extra White F10相当
2018年12月 北杜市長坂町長坂上条

通称”牛池”として親しまれている町中のこの池は、サクラの季節は賑わいを見せる。冬の
ある日、絶えずその姿を変えて移ろいゆく雲を映して、湖面は幻想的な舞台と化していた。











「熟柿のある風景」(スケッチ)

Fine Face Canson F6
2018年12月 北杜市高根町村山東割り

田畑を縫う道を走っていて出会った風景。熟れて落ちそうな実を付けた柿の木が一本、
冬枯れの景色に僅かばかりの色味を添えていた。寒い日だったのでクルマの中からスケッチ。









「晩秋の段丘から」(スケッチ)

Fine Face Canson F6
2018年11月末日 北杜市白州町花水

教室で花水集落まで下り、外れにある畑地で教室の面々と久しぶりにスケッチ。紅葉の
名残を留めた河岸段丘から甲斐駒へと広がる空間を捉えようと、一気呵成に描き上げた。









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