山麓絵画館



2019年 春の作品




「5月 燦々」

Saunders Water Ford F10相当
2019年5月 北杜市長坂町大井が森

燦々と降り注ぐ5月の陽光は、昼下がりでも眩いくらいだ。ちょうど代掻き
が始まった頃、新緑は一段と目に鮮やかで、野焼きの煙も僅かに残った
山々の残雪も、この陽光に溶け込んで美しい季節を奏でているかのようだ。








                                                                     個人蔵
「コナシの丘」

White Watson F8相当
2019年5月 長野県 野辺山高原

コナシは一般的にはズミと呼ばれていて、5月も下旬となると野辺山高原の
あちこちにその白い姿を現し、”ここに咲いているよ”と言わんばかりに人の目を
惹きつける。この絵は小高い草地の上に咲くコナシを捉えた昨年の作である。









「裏山のサクラ」

Saunders Water Ford Natural F8相当
2019年5月 北杜市長坂町大井が森

もう季節は新緑なのだが、この10連休中にものにしておきたかったモチーフ
を描き上げたもの。日が傾いた頃の暗い林を舞台に、ソメイヨシノが踊るように
してその姿を浮かばせていた。その印象をモノトーン気味の彩色で捉えてみた。










「サクラの寺へ」
実相寺にて

Saunders Water Ford F10相当
2019年4月 北杜市武川町 山高

4月初め、実相寺のエドヒガンが満開となったと知り、午後になって出かけた。喧噪から
離れたお気に入りの場所に陣取って撮影をしていると、女子高生が二人、目の前を通り
過ぎていく。咄嗟に画想と絵の題名までが浮かんだので、のちに家で描き起こした。









「春浅い山麓」

Arches ブロック 細目 F8
2019年4月 北杜市小淵沢町 上笹尾

小淵沢もずっと下って七里岩の森近くまでは、緩やかな傾斜をいくつもの丘陵が
刻んで変化に富んだ田園地帯をつくり出している。今年は遅い降雪が何度かあって
八ヶ岳は白い姿を晒しているが、畦は所々緑が顔を出して、春が少しずつ兆している。











<春のスケッチ>




「浅川集落にて」

Saunders Water Ford Natural ブロックF8
2019年5月 北杜市高根町浅川

5月下旬の浅川集落。スケッチの定番ポイントだが、いつ来ても八ヶ岳を背に
おあつらえ向きの風景が待ってくれている。この絵は田植えが終わったばかりの頃。









「水辺の春」

Saunders Water Ford Natural ブロックF8
2019年5月 長野県 野辺山高原

5月下旬の野辺山高原。季節毎に訪れるここふれあい公園は、水辺の森が漸く
新緑と化しつつある。その中に一点、コナシの白が歌うような彩りを添えていた。









「水面輝く」

Saunders Water Ford Natural F8相当
2019年5月 北杜市高根町村山北割

5月も半ばとなると、早い所では田植えが始まっている。1年中で最も光
輝くこの季節、我々は農家の方々とはまた違った気分の高揚を覚える。








「安楽寺のサクラ」

White Watson F6
2019年4月 北杜市大泉町

八ヶ岳を背景に見上げる安楽寺は今まさしくサクラが満開! 
春の風を感じながら一気呵成に描き上げた。







「野辺でスケッチ」

White Watson F6
2019年4月 北杜市大泉町

菜の花畑の向こうにスケッチする二人。水彩教室の一齣だがこの、光景全体が春の
光に包まれているようで実に印象深く、その場でデッサンをとり、家で彩色を施した。







「龍岸寺のサクラ」

White Watson F6
2019年4月 北杜市長坂町

サクラといえば龍岸寺。毎年その季節に訪れるのだが、いつも期待を
裏切ることがない。山門付近の比較的大きなサクラに照準を当ててスケッチ。











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