山麓絵画館




Making of 水彩画集第2弾

栗原成和の水彩画集〜八ヶ岳山麓から〜


お知らせの特別コーナーとして
2013年8月



   

○ 画集作りの話U(8月22日記)

 今回の画集には、「八ヶ岳山麓から」という副題を付けました。八ヶ岳山麓“から”皆様にお届けし たいという気持ちと、八ヶ岳山麓を足場にし、そこ”から”絵のステージを広げて描いた作品という、 二通りの意味があってのことです。本来は「栗原成和の水彩画集〜第2巻」とでもすればよかった のでしょうが、実はこうすると第1巻は?という話になりかねませんので、これは止めておきました。 お陰様で第1巻に当たる画集は、一度増刷したのですが在庫がなくなってしまい、ご購入の要望に 応じられない状態にあるためです。何しろ自費出版、おいそれと増刷は適わない事情があるわけ で、その辺はご理解頂きたいところです。

 掲載作品は八ヶ岳山麓をステージに描いたものが半分強を占めるのですが、主な内容は下のよ うになっています。
  ・ 八ヶ岳山麓の四季
  ・ 八ヶ岳山麓をスケッチする
  ・ 信州を描く
  ・ 海を描く
  ・ おわら風の盆を描く

 掲載作の大半は、このHPに登場させたものですが、それ以外の初出のものも多数あります。当 HP上でご覧いただける作品にしても、画集で観る画像は、発色や画像のきめ細かさなど、格段に 違いがありますので、中には初めて観るように感じられる絵もあるかと思います。
 八ヶ岳山麓の四季は、次の春の作品から始まります。



「山麓春めく」


○ 画集作りの話 (8月15日記)

 私はここ2ヶ月余り、画集作りに専念してきました。扉の所で告知しました通り、画集の第2弾とし ての本作りは、漸く著者としての私がやるべきことを終え、掲載する作品の全てをスキャニングのた めに印刷会社に収め、一応あとはデザイナーから上がってくるものを待つという状況に漕ぎつけま した。
 その画集、当初は某出版社と話を進めていたのですが、やはり・・と言うか、現実の厳しさと言う か、出版社として売るための本と、著者が作りたい本というのは、本作りの道程からお金のかけ 方、さらに中身に至るまで、なかなか相容れないところが出てくるものです。むろん、私のような非有 名人では我を通すのは難しいわけですし、コスト的に言ってもこちらが負担すべきリスクは、どうして も大きくならざるを得なくなります。その上でこちらが腹をくくって初めて、○○出版社の本として書 店に並ぶこともある・・・というわけです。それで、結局は共同企画は諦め、自費出版として作りたい 本を作る、という方針に立ち帰った次第です。その代わり、と言うか、だからこそ、と言うべきか、納 得のいく作品集にしようと、今回はプロのデザイナーにも入ってもらい、体裁も魅力ある本にしたい と思っています。もちろん、内容的にも作品集でありながら、水彩の技術的な記述も随所に入れ、 水彩をやっておられる方達にも参考になるであろう中身としました。全体で108ページ、掲載点数 が86点でバラエティーに富んだ一冊となるはずですので、どうぞご期待下さい。
 これから何回かにわたり、内容の宣伝を兼ねた本作りのエピソードや、メイキング画集・・的なこと がらを書き綴ってみたいと思っていますので、時々このページを開けて頂ければ幸いです。

 酷暑見舞いを兼ね、せめて水っぽい絵を一点掲載することにします。今年5月に行った安曇野の 絵で、今回の画集作りに当たって描き足した一作です。



「水の安曇野」(作品の一部をトリミング)













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