山麓絵画館


2021年 春の作品




「田植え前」
The Langton Block F8
2021年5月 北杜市須玉町上津金

既に何度か来ている上津金。代掻きを終えて田植えを待つばかりの棚田とその奥に点在
する家々は、この集落の代名詞のような光景である。背後の山の緑が初夏を告げていた。










「代掻きの風景」
The Langton Block F6
2021年5月 北杜市長坂町花水

日野春方面から花水坂を下っていく途中、赤いトラクターが代掻きをしている風景が目に入った。
それ自体が絵のようだったので、引き返してクルマを停め、何枚か撮影、あとで絵に描き起こした。










「棚田と富士山」

Saunders Water Ford White F8
2021年5月 韮崎市円野町

これも同じ韮崎市の円野町の風景。田に水が張られ富士山がきれいに見える日が来たら
ここで、と決めていた場所でスケッチした。先日よりも富士はスッキリと全貌を見せていた。









「5月の富士山」

Fabriano Studio F8
2021年5月 韮崎市円野町

昨年冬に同じ場所でスケッチした一作があるが(→2020年冬の作品)、その円野町の
山裾の集落で、5月の情景を絵にしてみた。眩い緑の奥の富士山が思いの外白かった。











<5月をスケッチする>




「菜の花の野良」

北杜市長坂町大井ヶ森
White Watson Block F6

新緑が野や林の一面を覆うようになると、野良には人影が増えてくる。山麓では
一気呵成に季節が進行していく。試みにコンテパステルを使って、描いてみた。









鯉幟のある風景 U

北杜市長坂町白井沢
White Watson Block F6

二つ下のスケッチをあげてから、もう一つ手元にあった鯉幟のあるモチーフ
に手を付けて簡単に描き上げてみた。ここでもコンテパステルを使ってみた。



上のスケッチを異なる調子で描き直してみた一作です。
コンテチョークは使わず、全体を柔らかなトーンにしてみました。




鯉幟のある風景 U
(描き直し)









「茅野市湖東にて」

Saunders Water Ford White F8

春の彩りは尚早だった御射鹿池からの帰路、いいポイントに出会えた。県道脇の
 高台に広がる田地なのだが、タンポポの畦と遠く横たわる山並の風景が気に入った。









「富士見町富士見にて」
〜鯉幟のある風景〜

White Watson Block F6

富士見町のパノラマスキー場辺りの様子を窺いながら走っていると、鯉幟の
上がる風景に出会った。クルマを停めて、しばし最後の一枚をスケッチした。














「桃源郷」

Saunders Water Ford Natural F10相当
2021年4月 笛吹市御坂町

桃の里、御坂町の桃花の盛り風景である。大分以前から暖めていたモチーフを漸く絵にできた。
一面の桃畑と狭央の盆地を挟んだ天空に連なる白根三山の光景は、これぞ桃源郷に相応しいものだ。









「茅野市泉野にて」

Saaunders Water Ford Natural F6
2021年4月 長野県 茅野市泉野

茅野市街から大分上がったエコーラインの道路際、通りがかる度に眼下に気になる
集落を目にしていが、今回初めてクルマを停めてスケッチ。新しい道が出来、谷を渡る
高い橋が架かると、思っても見なかった光景を俯瞰できたりして楽しいものだ。











「清春美術館の見える風景」

Saunders Water Ford Natural Block F10
2021年4月 北杜市長坂町中丸

美術館界隈の賑わいをバイパスしようと、一筋下の道を下ると、右手高台の上に、これまで
見たことのない美術館と桜並木の光景が目に入ってきた。いつもとは違う新鮮な印象だった。










< 春、走り描き >



〜以下、追加3です〜




その6
「塚川の谷戸で」

White Watson Block F6
2021年4月 北杜市長坂町塚川

八ヶ岳の山麓には、所々斜面を縦に切り開いた谷戸状の地形があって、風景に変化
を与えている。この絵もそうした谷戸の流れの傍で描いたもの。新緑が眩しいほどだった、










その5
「清泰寺脇の畑から」

Saunders water Ford Natural Block F8
2021年4月 北杜市白州町花水

先日行った清泰寺に、今度は新緑を目当てに出かけた。この日も新緑と甲斐駒の
コントラストが魅力的だったが、再び古い農家に惹かれ、これと新緑との組合せ
をモチーフに選ぶことになった。古いものに目を惹かれるのは何故だろうか。
(教室の一環で)








その4
「安楽寺の境内から」

White Watson Block F6
2021年4月 北杜市大泉町谷戸

以前このお寺をバックにしたサクラの風景を描いたので、今回は駐車場から見る外の
景色を描いた。華やかなサクラとナノハナの向こうに、朽ちかけた蔵が印象的だった。
(教室の一環で)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


〜4月の晴れ渡った一日、散る前にサクラを掴まえようと数カ所を巡って写真とスケッチに
没頭。結局、主役はサクラから新緑に移っていましたが、この日のスケッチ3点です〜




その3
「新府の桃園で」

Saunders water Ford Natural Block F8
2021年4月 韮崎市中田町

更に韮崎市の新府共選場まで足を延ばすと、こちらは一面の桃源郷!
背後の丘も春一色となっていた。クルマを降りて直ぐさまスケッチにかかった。








その2
「釜無川の岸辺で 〜Ver.U」

Fabriano Studio Block F8
2021年4月 北杜市長坂町日野

先月中頃にスケッチした同じ場所(このページの一番下)にやって来ると、対岸の
河岸丘陵は新緑に染まり始め、足下の緑も増して、春の急激な進行を実感。








その1
「清泰寺門前で 〜ケヤキと甲斐駒」

White Watson Block F6
2021年4月 北杜市白州町花水

清泰寺のサクラは半分ほど散ってしまっていたが、換わりに目を惹いたのが
門前のケヤキの新緑!残雪の甲斐駒とのまたとない光景をスケッチした。。














「大きなコブシの風景」
White Watson Block F6
2021年4月 長野県 富士見町田端

富士見町の田端地区、畑地が尽きる辺りで、大きなコブシに出会った。人里離れた
こんな所に人家が、と思うような一角に、それは白く輝くように咲き誇っていた。今年は
コブシの当たり年のようだ。道端に座り込んで、その白い姿をスケッチした。










「春特区」
The Langton 荒目 Block F8
2021年3月 北杜市長坂町 中丸

長坂駅から少し北に上がっていく坂道の途中に、春先にはウメもサクラもコブシも
他よりも早く、そして同時に咲き揃う一角がある。南斜面で風の当たらない、いわば
春特区とも言える所の風景を一度絵に、と思いつつ漸くそれが適った一作である。











「サクラの里」
Saunders Water Ford Natural Block F8
2021年3月 韮崎市清哲町

釜無川の丘陵地沿いに韮崎まで下ると、道沿いも山も満開のサクラが目立つように
なる。この絵は、有名な“わに塚の桜”から山の手に上がった畑地で、桜の山を仰ぎ
見てスケッチした。大勢の見物人とは逆方向に目を向けていたのは、私一人であった。









「坂道の梅の木」
White Watson Block F6
2021年3月 北杜市武川町

サクラの開花状況をチェックしがてら、あちこち撮影をしながらの道すがら、武川のある
裏山で白い梅の群落に出会った。どっこい私らはまだ咲いてますよ! と言っているいようだった。











「釜無川の岸辺から」
Saunders Water Ford White Block F8
2021年3月 北杜市長坂町日野

釜無川の左岸の畑地から対岸を望むと、段丘の林がまだ冬枯れの中にあるが、僅かながらも
兆し始めた春を感じる。そんな光景をスケッチ。もう少したったらまた来て描いてみたい。










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